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外来診療

検査案内

心臓カテーテル検査

心臓カテーテル検査

手術ほどではないものの、身体への負担があり、時に危険性を伴う検査を侵襲的検査と言います。
心臓カテーテル検査は、心臓領域の侵襲的検査です。手首・太ももなどから血管に入れたカテーテルという細い管を、心臓まで進めてゆき、いろいろな検査をします。

心臓カテーテル検査心臓カテーテル検査

検査の目的は、狭心症の重症度診断・治療方針の決定、心不全の原因検索・治療方針の決定、先天性心疾患や弁膜症などの手術の術前評価、冠動脈バイパス手術・心臓移植術などの術後評価などです。種々の心疾患の最終的診断は、この心臓カテーテル検査によってなされる場合が多いです。入院せずに外来で検査する病院もありますが、安全性確保のため、当院では1泊か2泊の短期入院をお願いしています。検査は、手首か太ももを注射麻酔した後、動脈・静脈からカテーテルを心臓まで進めて、冠動脈の造影検査、左心室や大動脈の造影検査、心臓内圧や酸素濃度の計測、種々の薬物負荷テストなどのうち、患者さんの病状からみて必要な検査をします。検査は30-90分で終了しますが、終了後1-5時間はベッド上での安静が必要になります。
検査の危険性は、カテーテル操作とヨード造影剤によるものです。血管損傷による出血・血栓症、感染症、造影剤アレルギーなど、統計では0.05%-0.1%に致命的合併症が起こるとされています。必要性について十分な検討をした上で、施行すべき検査です。検査の危険性は、使用するヨード造影剤によるものです。ごくまれですが、造影剤アレルギーで死亡することがあります。また、ヨード造影剤は、腎臓機能を悪化させる危険が高いので、腎臓機能が著しく低下した方は検査できません。また、CT検査は、単純レントゲン検査の50-100倍の放射線被爆があるので、繰り返し行なう場合は注意が必要です。