当院では2008年8月より、64列最新型超高速CT装置(GE社 64channel volume CT LightSpeed VCT)を導入いたしました。
これにより、従来のCT装置では不十分であった冠動脈の動脈硬化の状態を、外来にて、より安全に、診断することが可能となりました。
狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患は、主に血管の動脈硬化の進行が原因となり、心臓の筋肉に血液を送る血管(冠動脈)が狭くなったり、閉塞して起こる病気です。
この虚血性心疾患を中心とする心臓病による死亡率は年々増加傾向にあり、がんに次いで第2位です。
心臓は常に動いているため、従来のCTでは直径が2~3mmしかない冠動脈は検査できませんでした。
しかし今回、当院に導入した64チャンネル最新型超高速装置(GE社 64channel volume CT LightSpeed VCT)では、冠動脈の動脈硬化の状態をCT検査で診断できるようになりました。
この冠動脈CT造影検査では、これまで行ってきた心臓カテーテル検査に比べて、入院は不要、より安全で経済的、時間的にも負担が少なく虚血性心疾患のスクリーニング、早期発見に大変有効な検査方法です。 もちろん頭や胸、腹部などの撮影もこれまでより、スピーディーになり、細かいところまで観察できるようになりました。画像も患者様にもわかりやすい3D表示も可能です。
早期に発見し、早期治療に結びつけることで、皆さまの健康維持のお役に立てることを願っております。
首の血管
足の血管
腹部大動脈瘤
腹部大動脈瘤
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